オタク、子宮内膜症の手術するよ

タイトル通り、子宮内膜症になって手術することになりました。

まず簡単な自己紹介。
都内在住独身アラサー。7ORDERとHiHiJetsのオタクしてます!
結婚・出産願望はないし予定もない。2年に1回ぐらい動けないタイプの生理痛があるけど周期通りくるし痛みもほぼない。ここ1年ぐらいPMSで生理1週間前の睡魔がひどくて病院行くか検討してた。婦人科検診は受けたことない。今まで大きな怪我も病気もしたことない健康体✌︎

先に言っておくと子宮内膜症は原因不明の病気なので生理痛あるなしに関わらず一度検診に行ってほしいし痛みがある人は痛みの強さに関わらず絶対行って。特に担当医は女の人がいいとかこだわりある人は健康なうちに行け。
ある日突然痛みに襲われて病院行ったらその日の担当医男の人とかあるから。その上あの椅子に座ることになるので男の人は抵抗あるって人は自分で選べるうちに選んで検診行こう。
後述するけど子宮内膜症かもってなって流れるように産婦人科案内されたら担当医男の人だったし病気発覚でメンタルやられてるときに例の椅子も初体験したので追加ダメージを食らいました。こうなりたくない人は行け。なんなら大学病院も有給使いたくなくて土曜日にしたら担当医男の人だった。わたしの屍をこえていけ。


病気がわかってから同じ病気で手術した人のブログを読み漁ったんですけど20代独身パートナーなしで同じ手術した人が少ないって思ったこと、結構年数が前のものも多かったこと、産婦人科ってやっぱりハードル高いからこういう感じだよっていうのを少しでも伝えられたらと思って書きました。
最大の理由は人生初の大病!こんなのブログにするしかねぇだろ!っていうおたく根性からです。

今回は発覚〜入院まで。メモも兼ねて下書きにいれてたので長いです!!


まず発覚した経緯ですが5月17日(水)。
予定通りに生理がきたけど胃〜子宮のあたりがじんわり痛くて動けるけどちょっとしんどくなる。昼休憩だったのでポトフとおにぎりを買ったけど食欲なくてポトフしか食べられず。
午後の業務に戻ってからがとにかく地獄だった。
鳩尾のあたりの膨張感がすごいのととにかくお腹が痛い。お腹の中に重たい石入ってんのかって痛みがひどくて今まで感じたことのない痛み。特に立ち上がったり座ったりのちょっと力入るときが1番痛い。早退も考えたけど歩くのも痛くて駅まで辿り着ける自信がなかったので退勤時間までじっと座って静かに耐えるしかない。新手の地獄。2度と経験したくない。(2ヶ月後にまた経験した)
夕方ぐらいにほんの少しマシになって帰れそうかな?となった瞬間に訪れる手先の急激な冷え。たぶん貧血起こしてました。治るまでちょっと残業してピーク時よりほんの少しマシになったので退勤。
帰宅してからそのまま布団に飛び込み楽な体勢を探したけどない。1番マシなのが仰向けだったけどそれでも痛くてしぬ。その日は痛みに苦しみながら気付いたら寝てました。


次の日起きても痛みがほぼ変わらなかったけどギリ動けたので近所の小さめの総合病院的なところへ。この選択がめちゃくちゃよかった。
子宮よりもお腹が痛かったので生理痛ではないだろうと思い一旦内科へ。症状を話したところ採血とCT撮影。
レントゲン見た先生から「腸閉塞なりかけかもね〜」と。

大倉くんがなったことある病気じゃん!(おたく)

火曜日からお通じが出てなかったので腸の動きを助ける薬を処方してもらって今日は絶食して水分いっぱいとって血液検査の結果でるから明日もまた来てね、ということでその日は帰宅。


次の日、鳩尾の膨張感がなくなって痛みが若干下のほうにおりてちょっと楽になる。お薬すごい。
ただ相変わらず歩くのはしんどい。特に階段がきつい。振動で痛みが強くなるので病院に着いた頃には待合室でぐったりしてる。
てっきり今回は検査結果を聞くだけだと思ってたんだけどまだお通じがでないと伝えたら再度CTを撮ることに。
ここで「腸閉塞じゃなくてチョコかもなぁ。エコー撮ろうか」

え???ちょこ??なに???となってる間にエコーとって「これチョコっぽいな。子宮内膜症かもね。産婦人科行こう。今から産婦人科診察取れるか確認して」と指示出してる先生。「あ、これよくない方向だな」と察する私。説明してもらいながらエコーを見ると卵巣がしっかり腫れてた。嘘じゃん???????
半ば放心状態のままそのまま同じ病院の産婦人科へ。
同じ院内に産婦人科があったおかげでそのあとの通いやすさとその日のうちに病名確定したり後々の検査日程とか組んでもらえたのがめちゃくちゃよかった。改めて病院探すってしんどいし先延ばしにしがちだからね。

さっき撮ったエコーを持ってそのまま産婦人科に行き今度は例の椅子に座りエコー撮って正式に子宮内膜症の診断がでました。
病名はきいたことあるけど実際どんな病気かよく知らなかったんですが子宮内膜症は本来なら子宮の内側の壁を覆ってる子宮内膜が別の場所にできる病気です。放置すると破裂して開腹手術になったり年齢によっては癌化もありえます。


生理痛がひどいとか出血量が多いとか自覚症状がある人が多いみたいですが私みたいに自覚症状一切ない人もいます。(だから手術するレベルまで気付かなかった)
ちなみに私は右の卵巣にできてて「チョコレート嚢胞」とよばれるものにあたります。エコーだと卵巣が3.5センチぐらい腫れてるらしい。
ちなみに診察の結果となった胃痛ですが血液検査で炎症をしめす数値も出てたんだけど直接関係してるとは言えないと言われました。これは後に原因判明します。


とりあえず正確な大きさを確認するため次の週にMRIとちょうど生理が終わるタイミングだったので腫瘍マーカーチェックも兼ねて再度採血することに。(生理中だと腫瘍マーカーの結果が変わるらしい)
病院ごとに値段は多少違うと思うんだけどMRIは保険適用でも8000円します。コンサート1回入れるね!プラスで2日間で2回のCTと血液検査とエコーと薬代で1万近くとられたのでほんとに痛い出費だった。原因がわからないと色々検査するのでこうなります。

17日の夜から19日の昼ごろまで絶食。そのあとは19日の夜におにぎり1個をすごい時間かけて食べて20日からは固形物は避けてスープ、週明けからは消化のいいもの中心に徐々に元に戻していきました。お通じも確か日曜とかにはでたはず。お薬すごい(2度目)あとご飯が食べれるようになった後のマックはめちゃくちゃうまい。


5月26日(金)人生初のMRI
ドラマで見るやつそのままだったので本物だ!ってわくわくしました。
暗所と閉所が苦手な人はちょっと怖いかも。撮影中は機械の音がうるさいのでヘッドホンをして動いちゃいけないので腰の辺りをゆるくベルトで固定されました。朝早かったのと30分ぐらい動けないのとベルトの固定による圧迫感がいい感じに気持ちよくて人生初MRIうたた寝。そのあとは採血。9時前に病院に行って採血も含め11時前には終了。

6月3日(土)検査結果を聞きに再び病院へ。
ここで右側の卵巣が6.5〜7センチ腫れていることが発覚(通常は2〜3センチぐらい)レントゲン一緒に見たんですけどでっかめの黒くて丸っぽいのがあり臓器かな?と呑気に眺めてたらそれが腫れてる卵巣でした。一般的に手術範囲になる5センチよりも大きいです。腫瘍マーカーでもしっかり高数値叩き出してました。CA19-9が60.9(正常値37.0以下)、CA125が773.0(正常値35.0以下)でした。詳しいこと分からなくても基準値を大幅に上回ってるのでやばいことは伝わるはず。
あと治療するほどではないけど小さめの子宮筋腫も見つかりました。追加ダメージが多いしでかすぎる。

ここの病院では手術ができないので大学病院を紹介してもらってそっちで投薬治療するか手術するか相談して決めることに。何箇所か候補をあげてもらって通いやすさも考えて職場と家の中間地点のところにしました。


5月の段階で自分で色々調べてたりはしたんだけど最初は3.5センチって聞いてたからまさかそんな大きいとは思ってなかったし入院手術とは無縁の人生だったので待合室でちょっとだけ泣いた。
あと事前に聞きたいことあればメモ用意しておくといいかもしれない。 聞きたかったことあったのにショックでかすぎて聞くのを忘れた。
そしてここでもしかして年内現場あんま行けんのでは?となったおたく、結果がわかるまで保留にしてた翌日の7ORDERのツアーオーラスを慌てて抑えるなどしました。体が元気なうちに行けるだけ行っとこう精神が働く。そしていろんな意味で行っといてよかったです(オーラスから1週間後にメンバーが脱退してグループ活動が一時休止した)(12月からツアー始まるよ!やったね!)


6月17日(土)
用意してもらった紹介状とMRIのデータを持って大学病院へ。
どうやら先生的には手術でも投薬でも大丈夫、という判断でした。
とりあえず妊娠希望がないので手術も考えていること、ただまだ覚悟が決まってなかったのと7月と8月にHiHiJetsの現場を控えてた(なお8月のオーラスは台風でとんで振替待ちしてたのに中止になった)(とてもつらい)ので一旦薬が体に合うかの確認もかねてとりあえず投薬で1ヶ月様子を見ることにしました。

わたしが処方されたのはジェノゲストというお薬で1ヶ月でだいたい2000円いかないぐらい。
子宮内膜症は生理のたびに悪化していくのでこの薬で生理を止めます。
たぶん親切な先生はパンフレットとかで薬の副作用とかいろいろ説明してくれると思います。担当医はそこらへん一切説明してくれなかったけど別の曜日の先生は説明してくれたので先生によるかも。

朝晩食後だけどご飯食べない日もある場合はどうしたらいいとか飲む時間は統一したほうがいいのかとか飲み忘れた場合はどうすればいいか、薬の飲み合わせとかネットで調べつつ気になってたことはここで質問しました。

このあとは1ヶ月後の予約をとってお薬もらって終了。


薬の副作用なんですがわたしは不正出血と手根管症候群っていうのが1週間だけありました。
6月14日(水)生理くる
6月17日(土)夜からジェノゲスト服用開始
6月20日(火)生理終了
7月7日(金)不正出血はじまる
7月15日(土)診察
8月1日(火)不正出血止まる
8月25日(金)2度目の不正出血。この日から右手首が痛くなる。
8月29日(火)キーボード打つのすら痛くなったので整形外科に行き手根管症候群の診断もらう。痛み止めと湿布で1週間ぐらいで治る。
9月10日(日)2度目の不正出血終了

副作用は人によりけりなんですけど手根管症候群を除けば比較的軽いほうだったかな?って感じです。不正出血は生理終わりかけの量がでるぐらい。多くてもそんな大したことないので少ない日用のナプキンで大丈夫。生理の時みたいに立ち上がったらドバッと出るあの不快な感じがないのでいつ終わるかわからないことを除けば楽です。

不正出血が止まってからは生理がない生活が快適すぎて最高!!!!!!PMSによる睡眠過多もなくなって仕事中不可抗力のうたたねをすることもなくなりました。1ヶ月2000円いかないぐらいでこの生活送れるなら全然出す。


7月15日(土)
今回の診察では薬の副作用の確認と薬を飲み始めてから大きさに変化があるかの確認をしました。
ここで次の診察で大きさが変わってなければ年内に手術をしたほうがいいかも、という話になりました。
8月は帰省の予定があったのと会社の健康診断の日程が9月に分かるのでもし手術をするならそのあとがいいことを伝えて次回は9月に予約をとりそれまでの薬を出してもらって終了。
で、本来であればここで次の診察まで薬を飲みながら過ごすはずでした。


7月22日(土)
この日はHiHiJetsのツアーで有明アリーナにいました。前日から便秘のときのような胃の張りがあったものの特に気にするほどではなかったので元気に現場へ。猪狩さんの東京極楽があまりにもぶっ刺さりすぎて興奮で脳みそ焼き切れそうになりつつ(優斗担)終わったあと友達とご飯食べながら感想を語って23時過ぎに解散。

解散したあとからだんだん胃が痛くなってくる。最寄りに着いた頃には割とキツい。腰曲げて歩くことで痛みを誤魔化しつつなんとか自宅に到着してそのまま横になりました。どんどん増す痛み、お腹に重たい石がはいってるような感覚、仰向けがマシだけどこれも痛い、横を向いたりするのはもっと痛い。5月にも経験した症状と一緒でした。よりによって1年ぶりに行くHiHiJetsの現場のあとのこの仕打ち。まじ許せん。まじで痛かった。
そして次の日は日曜日のため病院には駆け込めない。終わった。
結局この日は痛みと戦いながらいつの間にか寝てました。寝たらちょっとマシになったけど動くのはしんどいので水分多めにとることを意識しつつひたすら横になる。


7月23日(月)
5月の段階で近所の病院でも大学病院でも胃痛の原因はわからないって言われたけどこんなん関係あるだろうしいつくるか分からないこの痛みを2度と味わいたくないので担当医はいないけど診察に行くことを決意。大学病院なので予約ないと原則だめなんだけど事情を説明して枠埋まってたけど診てもらえることになりました。痛みは動ける程度には楽になったけど筋肉痛みたいなのが残ってる感じ。

5月と同じ胃痛がおこったこと、胃痛は原因不明って言われたけどほんとにそうなのか?と相談したところMRIの画像を見せながら「たぶん腸と子宮が癒着しててそこが腸閉塞のような症状を引き起こして今回みたいな痛みが出るんだと思う」と教えてくれました。ばりばり関係あった。ふざけんな。

「大きさが変わらなければ手術って話になってるみたいだけど癒着してるなら手術したほうがいいと思う」って話もありました。とりあえず次の予約まで2ヶ月ぐらいあったので今回は酸化マグネシウム(便秘薬)を1ヶ月分処方してもらいました。1日3回処方だけど3回飲んで下痢になるとかなら1日2回とか1回にしても問題ないということでわたしは胃が弱いので朝晩だけ飲むようにして予定ある日は1錠にしてます。
ジェノゲストだけのときは便秘気味だったんだけど酸化マグネシウムも飲み始めてからはそれもなくなりました。


この時点で次の診察で手術しますって言おうと決めました。理由は2つ。

1つ目は癒着。冗談抜きできつい。ありえんぐらい痛い。特に5月の時は経験したことない痛みすぎて救急車呼ぼうか迷ったぐらい痛かった。こんなの2度と経験したくないから何がなんでも手術するって決めた。
赤ずきんにでてくる狼って最後お腹にでかい石たくさん詰められて退治されるじゃないですか。あの狼の気持ちがわかる。ほんとに痛いの。起き上がることすら出来ないので飲み物とりたくてちょっとキッチンまで、ができない。「痛い…つらい……なんで……」って半泣きになりながら睡魔がくるのを待つしかない地獄はもう味わいたくない。

2つ目は幸か不幸かメインで追ってる7ORDERが現場グループとしての活動を休止したから。
7ORDERさん年に2回ツアーやるし合間にフェス出たり個人仕事やったりしてるので基本休みがないばかスケジュールなんですけど今回グループ活動が止まってておそらく年内に動くことはないので今がチャンス!って思えました。今まで通りのスケジュールで動いてたら何がなんでも投薬治療にしてた気がするからいいタイミングでした。安井くんがいつも「心も体も元気でまた会いましょう!」って言ってたから元気にしとくか!みたいな。
(ってこのときは呑気に思ってたんだけど7ORDERさん12月から活動再開してツアー始まるから自担の現場がないなら早めに決めといたほうがいいよ!!)(わたしは年末年始公演には動けそうなスケジュールなのでギリセーフ)


9月29日(金)
薬を飲み続けて約3ヶ月。前回の診察からあった副作用と癒着による胃痛の話をしつつ小さくなってなかったら手術しましょう、ということで内診。
薬を飲んでても1センチほどしか小さくならず5センチ以上のため手術が決まりました。
会社の健康診断を12月にいれていたのでじゃあその前に手術しましょう、ということで11月中旬に手術が決まりました!手術前日に入院、次の日手術、術後4日で退院というスケジュールです。

以上おたく子宮内膜症発覚〜入院までの経緯でした。
実はこの間にコロナにもかかって高熱を出し喉は腫れ声はがっさがさになりしっかり1週間寝込むなどしたので推し関係のあれこれも含めてわたしはたぶんお祓い行ったほうがいい。

この前入院前検査と入院説明も受けてきました。
これを書いちゃうとそんなお金かかるなら今じゃなくていいや…ってなる人いそうだから嫌なんだけど手術になるとありとあらゆることでだいたい5000円以上取られます。今回の入院前検査もそれぐらいとられたし通院始めてからも診察代と薬代合わせると毎回だいたい5000円以上してます。
あと20代だからまだ生命保険早いって人多そうなんだけど共済でいいから入っておくといいよ。自分は健康と思っててもなる時はなるし婦人科系の病気は20代後半から発症率もあがりやすいので健康なうちに入っておくことをおすすめします!

あとこれは読み漁ったブログが最新でも2020年頃だったので載ってなかったんだけどマイナ保険証を導入している病院だと限度額適用認定証の申請を病院がやってくれるので1つ手間が省けて楽になります。大学病院紹介されたらそういうのも調べてみるといいかも。


そしてこれは個人的なやつなんですけどもしこれ読んでる方の中で婦人科手術受けたことある人いたら入院する時に持って行って良かったものあったらマシュマロで送ってほしいです。ちなみに入院する病院は売店ないしデイルームは閉鎖中だし面会は1組20分×2なので暇する未来しか見えません。入院ライフが豊かになる物とかあったら教えてください…!

ふらにマシュマロを投げる | マシュマロ

長々とお読みいただきありがとうございました!入院中に手術のことも書くつもりなので次回は入院・手術編でお会いしましょう!自担の健康も大事だけど自分の健康にも気をつけような!!!